2020年01月15日

2020年だ!

あけました!松の内も過ぎました。
今年の抱負!(`・ω・´)

私は昨年から考えていたことを実行中ですが、女性をベクターで描いています。今年はこれを表に出して、その後は久しぶりにエアブラシ画も描いてみたいなー、などと気ままに進める予定でおります。今年もどうぞヨロシクお願いします。

なぜ人物画を描くか。
私は線画で高島屋のローズちゃんを描く担当をしていますが、ローズちゃん人形をシンプルに描写するまでに、奥深く様々な事を考えています。キャラを描くには技術的には視認性の良さ、拡大縮小されても保つイメージ、どこに配置されても顧客の方向へ意識を向けるポーズ決めなどテクニックは必要ですが、それにも増して「考え」が重要だと思っています。高島屋さんの企画を見てお客様はどう感じるか、それをローズちゃんがどう導くか、めっちゃ考えます。描いて客になった気持ちで見て再考、子供の気持ちで見て手直し、子供が好きになれない人の気持ちも想像、人形収集家の気持ちで想像、子供を恋愛相手に考えてしまう人の存在まで想像、老夫婦が孫を見る気持ちを想像・・・多々。ローズちゃんを描くことは、考えを持って人物を描く人間画そのものです。
ということで(`・ω・´)、私がキャラ以外の人物画を描いて発表することは、描写の訓練かつ説得力を向上させるミッションだと思って人物画に挑戦しています。

なお、梅川紀美子のサイトは抒情画をぼーっと眺めるサイトにしておきたいので、人物画については別途ペンネームを立てサイトも分けます。今までにも仕事でたくさんの人物画を描いてきましたが、人物画は現実に戻される表現もありますから、エアブラシ表現とは混ぜないよう慎重になりたいと思いました。

などと言いながら、人物ではなくバレンタインをイメージしたハートいっぱいの絵を添えますね。貼り絵風に描いたベクター画(デジタル画)です。

はぁ。次男のセンター入試まで3日前のカウントダウン感の中で投稿しました!
(;´Д`A

202001happy.jpg
posted by 梅川紀美子 at 15:59| 雑感

2019年12月13日

絵はランダムに載せています

今年もあと2週間半ほどになりました。
焦る(`・∀・´)

今日は、サイトに絵を追加して更新したお知らせです。Works by hand3のページに作品画像を追加し、原画ページ1.2.3それぞれ50作、合計150作の原画掲載となりました。ちょうどいい感じの掲載量かな?デジタル画のページも折々増やしていますので、ご覧いただけますと幸いです。

さて、私のサイトは昔から今までの作品をランダムに掲載していますが、今回も適当に上の方に追加しました。なぜ時系列では無くバラバラに載せるんだ探すの大変じゃん!ということですが、以前に全原画500点以上を順番に載せようと準備したことはありましたが、あるディレクターさんから「何もかもを見せないほうが良い」とアドバイスをいただいたことや、自分の整理には便利でもご覧いただく方の好みに順番は関係無いと思うこともあって、順番をやめました。絵の中の時間、心の旅をお楽しみ頂けますと幸いです。

ついでに報告。
エアブラシの新作は描いてなくて申し訳ないのですが、最近は人物を入れたデジタル絵を鋭意制作中です。しかしながら人が入った絵というものは雰囲気も全く違うため、別名で制作しています。私のエアブラシ絵は無人であることが多いですが、実は、梅川紀美子の絵に人を入れないでほしいという御要望を受けたこともあるぐらい、無人感は大事にしたいと思っています。人物画の発表にはペンネームまで考慮したいと思います。止まらない、変わり続ける作家ではありますが、今後とも引き続きヨロシクお願いします!
posted by 梅川紀美子 at 12:23| 雑感

2019年10月25日

心に従って

私を応援してくださっている皆様、Facebookのフォロワーの皆様、時々ご覧くださっている皆様、いつも心の支えにさせていただいております。ありがとうございます。
さてと(・・;)長文になります。今後の活動方法について報告します。

私が原画を最後に描いたのはなんと!約1年半前でした。そこで筆が止まり、実は長い間悩んでいました。
心から溢れる気持ちをエアブラシで描く、それは私にとって大事なひと時で、今後もそれは変わらないと思います。しかし時代の流れの中で、お仕事として進めるには原画という制作スタイルを根っこから考え直すことも必要になってきました。

近年、お仕事では受注から納品するまでの期間が短くなっています。またデジタル時代になって仕事の流れも昔とは違い、大まかに完成させてから細部を詰めていくという進行が多々あります。最終段階で背景色や絵の向きが変わるなど、大きな修正変更もよくあります。それはデジタルでは簡単ですが、原画ではできません。
私のエアブラシ原画は1点を描くのに日数がかかり、修正もできません。原画が媒体で使いにくいのはずっと前から分かっていましたが、原画=自分を否定するようで悲しくて、どうしていいかわからず時間が過ぎていきました。

そんな中、高知で「詩とメルヘン」の仲間と久しぶりに出会いました。たくさん話して、私の悩みも話しました。仲間って大事ですね、すぐに気づかされました。描きたいものが出てきたらそれが私であると。使う道具や画風が違っても統一感が無くても、私の思ったように描けばいいのだよ♪と。
私がイラストの仕事を始めた頃は、色んな画材を使って様々なタッチで描いていました。見た目は全く違っていても、それらは全て私の創作した作品でした。しかし自分の柱になる代表的な作風も持ちたくて「詩とメルヘン」に出会い、エアブラシでメルヘン画を描く技法に辿り着きました。それが雑誌に載るうちに、エアブラシ画が自分を証明する存在だと自分で勝手に決めてしまったのかも知れません。技法を絞って、自分が狭くなってしまったかも知れません。
一方で私はお仕事では100%Macで制作しています。クライアントの企画や指示に最大限に合わせる制作は、ゲーム攻略のような楽しさがあり大好きです。原画でなくても全力で自分の創作をしているのが現状です。たぶん、あれやこれやと創ることが大好きな人間で、これが私の素の姿で、このままでいいのだよ♪と思うのでした。

ということで(まとめに入る)今後は原画にとらわれずに、まずは「何を表現したいのか」を一番上に置き、心に従って自由に表現したいと思います。それが原画だったり、デジタル画だったり、漫画だったり、動画だったりするかも知れません。また、線画で人形キャラクターを描く立場も担っているので、人物画も臆せず描いていきたいと思います。デザイナー出身でもあるのでデザイン的な表現もしたいと思っています。
皆様方には今後とも、梅川紀美子を緩〜い目で見守って頂けますと幸いです。どうぞヨロシクお願いします!
長文のご拝読、誠にありがとうございました。

付記(~_~;)
ただ今、原画を描いていた場所にはMacが座っております。気がすむまで座らせてください。またエアブラシや筆に場所を譲る日が戻ると思います。
posted by 梅川紀美子 at 22:23| 雑感